副業改革2.0?いまどきの副業事情と人気の業種とは

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多くの会社が働き方改革に取り組むのと同時に、「副業解禁」の動きも加速していることをご存知だろうか。本業とのシナジーも見込まれるという会社側のメリットともに、終身雇用が崩壊した日本社会では豊かな生活を送るためにも個人で稼ぐ力が求められる。今回はそんないまどきの副業事情と人気の副業を紹介していこう。

副業を取り巻く環境の変化

一億総活躍社会に向け、働き方改革を進めていくということについては流石に聞いたことがあるかと思う。働き方改革とともに注目されているのが「副業解禁」つまり副業の奨励だ。

今までの伝統的な日本企業では副業などありえなかった。企業が就業者の生活を保障し、就業者は会社のため時にはプライベートを削ってでも身を捧げるといった働き方が日本の終身雇用だった。

しかし、堅調な経済成長を遂げていた日本も、1991年のバブル崩壊、2003年の自民党小泉政権下での派遣法改正、2008年のリーマンショックを経て、日本の伝統的な終身雇用制度は完全に崩壊した。

誰も声を大にして主張することはなかったが、生活はもはや国家の責任ではなく個人の責任となり、日本社会では豊かな生活を送るために個人で稼ぐ力が求められるという土壌が形成されていった。

そして2018年1月、政府は「モデル就業規則」を改訂し、働き方改革の一環と称して「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定を削除し、副業・兼業に関する規定を新設した。そのため、2018年は「副業元年」として新たな時代の幕開けになったと言うことができる。

副業・兼業に求められるもの

政府が副業を奨励するにしろ、企業としては生産性がむやみに減ることは許容できない。実際には多くの企業が認めていないというのが現状だ。副業を解禁しない企業の論理としては、かえって長時間労働を助長するのではないか、貴重な人材が流出してしまうのではないか、といった懸念点があるという点にある。

つまり、副業には企業にとっても個人にとってもメリットのあるものが求められるというのが建前だ。

企業にとってのメリットとは本業へのシナジー、つまり「社内にないノウハウや知識の獲得を本業に活かしてもらう」「業務委託や時短労働者を採用することで、労働力不足を解消する」といった点が挙げられる。

個人とってのメリットは様々な面が考えられるが、「自身のビジネスキャリア形成に向けた経験」「収入の増加」「本業ではできなかった本当にやりたいことの自己実現」といった点が考えられる。

しかし、個人からすれば、自らの責任で行う副業に干渉されることは好ましく思わないだろう。結果的に、企業としては必ずしも副業のメリットを享受できるとは限らないような構造になっている。本業の企業がインセンティブを与えない限りは、個人の領域まで立ち入れないのは当たり前である。

人気の副業

副業といっても多くの人にとって起業はハードルが高すぎる。取り組みやすいのは既存のサービスを利用したものであり、手軽に収入を上げることができる副業が人気だ。

投資

FX

昔から人気の副業といえば、FX(外国為替証拠金取引)だ。一度ポジションさえ持っておけば、スワップポイントの獲得や指値注文によるポジション決済など、相場とレバレッジ次第ではほとんど何もしなくても大きな収益を獲得できる点が魅力的だ。

昼間は本業で忙しいということであれば、低レバレッジで運用し、ロスカットや追証の発生をしないように対策しておくことが望ましい。

様々なFX業者が存在する中、日本でもっとも多くの口座数を誇るのが DMM FX だ。業界最狭水準のスプレッド、優遇されたスワップポイント、利用しやすいツールなど、どのサービスをとっても業界トップレベルであることが多くの人に支持されている理由だ。

今なら、取引手数料も最大20,000円までキャッシュバックされるキャンペーンが実施中だ。口座維持手数料は無料だから、まずは口座を開設し、いつでも始められる環境を揃えておくのはいかがだろうか。

暗号資産(仮想通貨)取引

数年前の仮想通貨ブームは一度去ったが、仮想通貨Bitcoinの先物がシカゴ・マーカンタイル取引所で上場したことや、Facebookの仮想通貨Libraが世界中で話題になるなど、依然として仮想通貨の界隈は盛り上がっている。なお、最近は仮想通貨という名称から暗号資産という名称に置き換わろうとしている。

2020年に入ってから、仮想通貨は恐ろしいほどに価格変動が落ち着いており、またいつ価格が暴騰するかわからない状況だ。

仮想通貨を扱う業者はいくつかあるが、注目はCoincheck(コインチェック) だ。国内の業者の中でもっとも多くの仮想通貨の種類を取引可能で、電気料金を仮想通貨で支払える「Coincheckでんき」、仮想通貨を貸し出すことができる「貸仮想通貨」など様々のサービスを揃えている。

取引手数料のキャッシュバックキャンペーンが定期的に行われているため、あらかじめ取引の準備をしておき、チャンスを逃さないようにしたい。口座維持手数料は無料だから、まずは口座を開設し、仮想通貨取引を体感してほしい。

コインチェック

モニター

アンケートモニター

「FXや仮想通貨取引が難しい」と感じる方には、アンケートモニターへの協力がおすすめだ。通常案件は単価こそ500円〜1,000円程度だが、隙間時間にも行うことができ、コツコツ作業をすることが得意な方にはぴったりだ。

高単価案件は競争率が高くなっているが、商品を実際に利用しレビューを行うモニター案件では、中には5,000円〜10,000円以上にもなる単価の案件も存在する。

ネットリサーチ国内最大手企業の マクロミル は案件数が多く、アンケートモニターを始めたいのであれば、まずは登録しておくべきだろう。

治験モニター

新薬を開発する際に実施する「治験」という言葉を聞いたことがあるだろうか。「短時間で高い負担軽減費(対価)をもらえる」かなり割りの良いバイトとしてご存知の方もいるだろう。

「治験」「新薬の開発」というと難しそうだが、例えば、モニターとしてスポーツ飲料を飲むだけ、化粧水を 塗るだけ等、誰でも気軽に参加でき、対価が得られる試験も数多くある。また、それらが「トクホ(特定保健用食品)や健康食品の「効果」として厚生労働省に認められる予定のものもある。このように、「気軽にモニターになれる」「かける時間に対して高い負担軽減費(対価)を得られる」ことはもちろん、社会的意義のある経験となる。

治験モニターを始めたいのであれば VOB は案件数が多く、登録案件もハードルが低いためおすすめだ。

オウンドメディア

近年流行っているのが、ブログやオリジナルのWebサイトを作成し、広告収入を得るというものだ。既存サービスを活用すれば始めるためのハードルは比較的低く、月100万円を超える収入を得ていることもざらである。

成功報酬型広告

ひとつはサービスや商品を紹介し、そのWebサイトを介して顧客が購入することで紹介報酬を得ることができるタイプの広告だ。FacebookやTwitterなどのSNS広告やアフィリエイトサービスも成功報酬型広告に分類される。

うまくトレンドに乗りあなたのファンが増えると収入も大きく跳ね上がる傾向にある。SNSをうまく使いこなせる人にはかなりうってつけの副業だ。

以下のサービスが有名で、まずは大手サービスに登録しておくことをおすすめする。

クリック報酬型広告

もうひとつの代表的な広告はオウンドメディアのあるスペースに広告を掲載し、その広告がクリックされたら報酬成果が発生するというタイプのものだ。クリック報酬型広告は掲載ページのサービスや商品を紹介とは必ずしも関係があるとは限らず、自動配信されるタイプのものが多い。

Google Adsenseが代表的なクリック報酬型広告だ。成功報酬型広告に比べるとクリック報酬型広告は単価は低い一方、サービスや商品の購入に至らなくても成果が発生するという特徴がある。

副業といっても起業経験のある人など一握りだ。多くの人は様々な業種・形態の中から、何から始めればよいか迷ってしまうことだろう。まずは自分にあった副業スタイルを見つけ、できるところから行動に移してみてほしい。

>> 実際に起業したときの経験が気になる方はこちら

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