新型コロナウイルス対策での政府によるイベント自粛要請

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2020年2月26日、ついに日本でも政府が大型のイベントの実施を控えるよう要請した。民間のエンターテイメント色のあるイベントはもちろん、3月8日実施予定のTOEIC試験など資格試験の中止や、卒業式や入学式・入社式などの行事も次々に取りやめが公表されるなど、新型コロナウイルスの影響が各所に現れている。

政府の要請

やっと政府が重い腰を上げた。ついに日本でも政府から大型のイベントの実施を控えるよう要請があった。新型コロナウイルスへの対策について日に日に批判が増す中、政権が世間の批判に折れた形だ。

内閣官房ホームページはこちらだ。

新型コロナウイルス感染症の対応について|内閣官房新型インフルエンザ等対策室
新型コロナウイルスの感染事例が発生してお...

直近の状況

政府関係者らは、「首相は専門家会議の"これから1~2週間が瀬戸際"という言葉から、大きなイベントの自粛を要請したいという強い思いを持っており、政治判断だった」と、あくまでも首相主導で決めた事項であると強調する。首相の念頭にあったのは、不特定多数の人が集まる「大相撲春場所」や「プロ野球オープン戦」だったようだ。

しかし、対応の一貫性のなさには野党から批判も飛んでいる。前週まではイベント自粛要請の気配などなく、感染の報告の多い北海道などで外出を控えるようにという程度のトーンだった。

この要請により、国内のスポーツ・文化イベントが2週間自粛となっており、劇団四季の公演の中止や、スポーツは無観客試合、資格試験の取りやめなどがあげられている。

また、3月2日以降、小中高校や幼稚園を休みにするよう自治体が要請されたことで、混乱が広がっている。学校行事はもちろん、子供が家にいることで働いている親にも影響が出る可能性が高い。

新型コロナウイルスが収束するまでは、ニュースや動向から目を離さない方が賢明だろう。

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